今日の古々屋

重陽の節供でしたね

カテゴリ : ここや日記, 年中行事. | 2020年9月11日

九月九日は五節句のひとつ「重陽の節句」。

菊の節供、栗の節供とも言われます。

「重陽」とは文字通り、陽の数が重なる日。

古くから中国で縁起が良いとされてきた陽数(奇数)の最大「九」が

重なることからそう呼ばれてきました。

菊は古くから仙人の住む場所に咲き、長生きの効能があるとされ、

それにあやかり、菊酒を酌み交わし不老長寿を願ったそうです。

菊柄の丸帯、菊のお干菓子、菊酒など、菊づくしの室礼です。

 

菊には被綿を。

前夜に菊の花に真綿を被せて夜露と香りをしみこませ、

重陽の朝、それで体を清めたという習わしにちなみます。

 

みなさんのお家にも、菊柄の帯や風呂敷、手ぬぐいなど

おありになるのではないでしょうか。

今年の旧暦9月9日は10月25日だそうですので、

ぜひその日まで、飾ってお楽しみになってください。

 

忙しい毎日ですが、年中行事を生活に取り入れ、少しずつ日本の文化を

見直していければと思っております。

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